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大理石

【丗 SOU-Letter】火種

Vol.54/ 令和五年十一月

向寒の候、いかがお過ごしでしょうか?

今月は文化の日に寄り添う茶の湯についてのお話。


11月は茶の湯を楽しむ方にとっては特別な月、

そうです ”炉開き”が行われます。

炉開きでは「炉を開く」と書くよう、

茶室の中央にある茶用の囲炉裏を開き、火を起こし

新しい抹茶を開封して皆でお茶を嗜みます。


実は、この火(炭)季節に応じて置き場所を移動させています。

夏は涼をとるため茶室の隅へ置き

秋は客側へ少し寄せ、

冬は部屋を暖めるために部屋の中央へ、と。

何気ないこと、当たり前のことではあるのですが、

四季にあわせて客席からの火(炭)の距離を調節し

いい塩梅の空間になるよう、配慮しているのです。


そして準備が整えば、菓子と抹茶をいただき

道具を鑑賞し知見を深めながら

人間関係における礼儀を熟達していきます。

一見、簡単なようで難しい業。

さて、丗SOUではもっと気軽に茶の湯を楽しんでいただけるよう、

スティックタイプのお抹茶もご用意しています。


この機に、是非手に取って広げて、じっくりと観賞してもらいたいのが

illustrator@sioux さんが描く「㐂yorokobu-organic-」の包装紙。


ホオジロの鳥が茶木に集まり、実を加え飛び立つ、

その枝が、葉が、実が、揺れる一瞬を切り取った水彩画。

葉先、口先、枝先に芽吹く絵の具の滲み。絵具の層。

この手書きの筆跡は、観る者を陶酔させること間違いないでしょう。

現代アーティストの作品を鑑賞しながらお抹茶をいただく非日常な時間。

文化の日は入館料フリーになる美術館・博物館も多いので、

アートに没入する休日を過ごしてみるもの新鮮かもしれません。

行楽の秋、ぜひお出かけください。


【今月オススメの丗SOU】 

茶葉そのものの栄養を丸ごと摂取できる

オーガニック抹茶で心を充足!

◆㐂yorokobu(有機抹茶)¥1,102(税込)



【丗SOUインフォメーション】 

ショート動画を公開しました。抹茶のアレンジティーを、是非ご視聴ください*




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